アリゾナ日記20171214

アメリカ来てしばらくはホテル住まいだったけど、
ようやく12月6日にアパートに入れた。
ただ買ったベッドのデリバリーがうまくいかずしばらくはじゅうたんの床で寝てる。
アパート借りるのはめっちゃ大変だった。まずどこの場所が治安良いとか買い物しやすいとか土地勘が全くわからない。人に聞いたり実際に行くとようやくわかってくる。今回はTempeテンピという街が学生の街ということで評判良いのでそこにした。ASUアリゾナ州立大学という人気の大学が側にある。

アパートはだいたいプールやジムがついていて広い。駐車場もついていて、高いとこだと屋根付き。アリゾナはクソ暑いので屋根付き駐車場じゃないと実際死ねる。

続きはまた次回。

アリゾナ日記20171124

唐突だけど、アリゾナに住むことになったので日記を書くことにしました。

今日はブラックフライデーということで新生活に必要な家具を買いに出かけた。家具屋は遠かったけどめっちゃ広かった。ブラックフライデーとはいえ、めっちゃ安いのはdoorbusterとかいう目玉商品くらい。

大童澄瞳「映像研には手を出すな!」1巻

映像研には手を出すな! 1 (1) (ビッグコミックス)

映像研には手を出すな! 1 (1) (ビッグコミックス)

うらぶれ者の高校生3人がアニメをつくる部活!
そのうちの一人、浅草はフィクションの裏設定を考えるのが好きないわゆる設定厨で
妄想が次々とふくらんでいくシーンではつい浅草といっしょにワクワクしてしまいます!
サイドに支えるのはクールで口達者で金にがめつい金森さん。金のことしか考えてないようでいて実はけっこう情に篤いのが好感触。
セリフ回しも斜に構えているようでいて、雰囲気も気持ちも伝えたいことは全部入ってる超絶技巧。
最近では平方イコルスン先生のセリフ回しにしびれたけど、それに匹敵する才能に続けて出会えるとは!

アニメを作る過程の妄想パートで3人が大冒険するところがほんとにワクワクする。
こんなにワクワクしたマンガは久しぶりなので続きにも期待!

ながべ「とつくにの少女」

とつくにの少女 1 (BLADE COMICS)

とつくにの少女 1 (BLADE COMICS)


絵本のような雰囲気のやさしいファンタジー
おそらくエドワード・ゴーリーを意識してるんじゃないかな。
異形の「せんせい」のバックグラウンドがすこしずつ語られていくのだろう。
せんせいと少女の絆の行方が気になる。

平山夢明「暗くて静かでロックな娘」


最底辺でカネがなく頭の悪いクズたちの悲惨な短編集。
日本の貧困地区の雰囲気がよく出ている。
クズがクズなりにがんばろうとしても理不尽な世間にぶち当たる。
最後に人情があるのが救い。

墓頭 (角川文庫)

墓頭 (角川文庫)


大好きな作家、真藤順丈の文庫が出てたので買った。
呪われた運命を背負った男「墓頭」のアジア裏社会をめぐる一代記。
周囲の人が次々と凄惨に死んでいく中で呪われた運命を脱出できるのか。
もちろんフィクションなのだが、史実に沿ったストーリー構築、真に迫った語り口は
墓頭の実在を信じさせてくれる勢いがある。
真藤順丈古川日出男の影響なのか、ストーリーテリングについて深く思うことがあるらしく
「語られること」は必ず「誰から」「どのように」語られるかによって意味合いが変化するということを意識したストーリーテリング
誰の「かたり」を信じるのか?

大森義夫「日本のインテリジェンス機関」

日本のインテリジェンス機関 (文春新書)

日本のインテリジェンス機関 (文春新書)


内閣情報調査室室長が2005年に書いたインテリジェンスの本。
まずインテリジェンスってのはわかりやすいところではCIAとかFBIとかそういうやつです。
どこのインテリジェンス機関もCIAみたいに派手にやれるかっていうとそうでもなくて
日本の内閣情報調査室(内調)は予算も少なくデスクワークだけの地味な部署。
それでも外交政策、テロ対策のためにがんばっていこうねって話し。
朝鮮戦争イラク戦争阪神大震災、ペルーのテロ事件に関してリアルな視点から反省と教訓を追っていく
現場視点からの堅実な良書。