第1回対談ブログ"しゃべろぐ"「あの花」についておもいっきり語ろうぜ!

今回は「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」通称「あの花」についていろいろ語るために
実験的に対談方式でブログをやってみようと思います。
ゲストさんはすぱんくさん(twitterID: SpANK888)にお願いしました。
それでは第1回あの花座談会、略して「あの花語 その1」はじまりはじまりー♪

ブログ主:酢めし

対談相手:すぱんく




どうもタイガー&バニー田井中律にばかり萌えているほうの酢めしです!
よろしくお願いします!
ちなみに現在あの花は8話まで見ております。



タイバニネタでふられるとは思ってなかったww
え、えーとタイガー&バニーのおっさんを裸にひん剥きたいほうのすぱんくです!
私はあの花は一応10話まで、最終話はまだおあずけ状態ですね



どーもー。




どもどもどもー



1.放送前の印象、期待度について

えーと、まず放送前の印象からいきますかね。




「あの花」は放送前から、かなり注目はされていたような記憶が




僕が「あの花」を初めて見たのはフラクタル*1中でのCMですね。
CMでシークレットベースを使ってるところにグッとひかれました。



同じくノイタミナ枠は注意してみてたのですが、
個人的には「放浪息子」が、ちょっと内容はぬるいなー って感じだったのですよ
「あの花」もキャラデザの柔らかさから、なんか結構ぬるめの話を丁寧にやるタイプかな・・と。



とらドラ!」のスタッフなんですよね。
とらドラは途中までしか見てないんですが、割とあのドロドロっぷりが好きで、
あのドロドロっぷりが爽やか高校生じゃなくてひきこもりでやるなんて俺得!って思ってました。



「NHK」とか「げんしけん」ラインですねw




もうね、僕はモラトリアムものが大好きなんですよ。三度の飯よりモラトリアムが好き!
滝本竜彦もそうですし、ハチクロげんしけんも大好物です!




いやー私も引きこもりとかモラトリアムとか報われなかった青春の怨念とか大好物!
花沢健吾の「ルサンチマン」とか「ボーイズオンザラン」とかが好きです!



そんでまあ、期待大で。




あとまぁ・・・最初にフックとして完全に機能していたのが、キャラクターの「名前」ですよね。
『あなる』て!



あなるww




いや、もうね あれはズルいwww
それを知ったら、「じゃあとりあえず1話くらいは見てみようかな」と思うじゃないの!ww



まあねw




でも「ゆきあつ」「つるこ」は「ゆきあつ 」「つるこ」のままなんですよね。




ああ、高校生のときもお互いそう呼んでましたね。




だからそこで「もうあだ名で呼べない」から「またあだ名で呼べる」という物語を、
その二人に関しては最初から作る気が無かったのだなー と。



あの二人だけは仲が続いてますしね。
でもアニメキャラの名前を呼びやすい呼称で固定するってのは盛り上がりやすくていいんじゃないかと思います。
まどかのさやかなんて途中まで「青」扱いでしたからねw



でも「あなる」は飛び道具だよなぁ・・・www
ただ、その先で設定を見て



「子供のころ、仲良かったけど 今はバラバラ」という設定を知って、
「昔は意味を知らなかったから平気だったけど、今はもう昔にもどれない」という風な物語になるのだな、とみんな思うわけで



そういう「甘い話じゃねぇぜ!」っていうのが「あなる」という間抜けさが、むしろ強烈に作用していて(見る前の期待感をあげる効果としては)良かったのだなぁ・・・と



うんうん。




そしてうめぇーな岡田マリとw
なんというか・・・こう、目の前で落とし穴が掘られていて そこに薄い紙が敷かれて
「はい、もう落とし穴はありませんよー」って言われたら工程を全部見ていたとしても、足をちょっと入れたくなるようなw



「いやいやいや、それは踏みにいくしか無いでしょ」感?
あなるを見るためには、相手の懐に飛び込む必要があって
もうそれは相手のリーチ内だという感じですね。



つまり「あなるを見たい」と。




そうそう「あなる見せろオラー!」って。




ちょww




で、そこからちょっと最初の印象からは飛んでしまうのだけど、




こう「あなるてwwww」と笑っていた自分達が、作品をみていくことで
じんたんが「あなる!」とつい、周りの目を”気にすることさえ出来ずに”叫んでしまうのが
滅茶苦茶感動的なセリフになる、という体験をすることになるワケですよ!



おー!




そこで視聴者は「(意味を知ってる)あなる」と呼ぶこと/呼ばれることの恥ずかしさから、
それが「屈託無く使えた時代に僕たちの関係は戻れる」を、擬似体験できるのかな?と。




>疑似体験 ふむふむ、確かに。




僕は1話でじんたんがあなる封印してたので一応安心してたんですが、
途中からぽっぽがあなるあなる連呼するので耐え切れなかったですww
ぽっぽ屈託なさすぎ!あの年齢で世界旅行とかいろいろ自由すぎ!



ぽっぽでかなり救われてますからねぇーw
正直ぽっぽがいなかったら、話まとまらない可能性がw


2.ゆきあつの女装癖について

ゆきあつの話はどうですか!
あの女装癖の変態。



気が付いたら一番変態でしたからねww
「おめぇあなるどころの騒ぎじゃねーぞ!」



一番変態なのにいちいちセリフがドヤ顔なのが…。
「頭も良いだろ」とか。



でも、あの中で一番好きなのもゆきあつw




けっこうスルーされてますけど、女の子が好きだから女装するって普通の発想なんですかね?





どーーなんですかね?




めんまの服でオナニーする、までは割とある話だと納得できるんですけど。
(別に本編にオナニーシーンないけど絶対やってる)



自分のサイズに合わせて服作って、ランニングの練習までするとか。
いまいちよくわからんです。



あー あれは間違いなくオナってますな。
で、ワンピースにぶっかけて あとで「ごめんなめんま」とか言いながら、涙目で手洗いww



>涙目で手洗い 絶対やってる!




女子界(笑)だと、中学生のころは好きな男子の制服を着てみたい 的な話をしたことはありますがw




ただ、こう、ゆきあつ自身はかなりレベルの高い変態ではありますが、
「人に迷惑はかけない」のラインはちゃんと守っていて、今回の件が無ければ
ちゃんとめんまへの想いを昇華できていたんじゃないか・・とも思うのですよね。




だから一番の被害者と言うか・・・w
ガンダムで言うとジェリドみたいな 「貴様さえ!貴様さえいなければ!」



いや、僕はあの女装癖をつるこが「バスター」してくれたおかげでかなり救われたんじゃないかと思ってるんですけどね。
あのままだったら想いが昇華できないまま女装続けてたかも。




あー 確かにそうかも。




しかし、自分の中で全然解決できない問題として
じゃあめんまへの想いを断ち切って、女装をやめたゆきあつは 果たして幸せなのだろうか?と。



昔好きだった相手を思って、まぁ時々女装してw
それなりに社会的には破綻してない・・・というのは、良くないかもしれないけど
誰かに強引に変えてもらわないとダメなん?と



ゆきあつは、現状維持でトゥルーエンドでもいいかな・・・と。
つるこがまっっっったく救われませんがw



最終話見てないのでわからんですが、想いを断ち切るだけではダメなことは確かですね。
何らかのかたちで納得して想いが昇華されなければ。



何か女装ネタはそれこそ「あなる」ネタと同じようにフックとして無理やりとってつけた感があります。
女装やめなきゃダメだ、とは思いませんが(むしろめんまと関係なく女装に目覚めたゆきあつを見てみたいw
なんで女装するかがよくわからないですね。



確かに「女装」でなくても・・・ですが、ゆきあつには「何か異常な一面」が無いと困る気はしますねー
と、いうのも



じんたんの「自意識過剰で全能感をへし折られて不登校」というのも
『それは俺のことだよぉ!』という視聴者からの感情移入として機能していて



一方でゆきあつも「何とか普通に学校行って、そこそこの成績で安定している」けども、
本当は人に言えないような、言ったら軽蔑されるような趣味と衝動を抱えて生きてますというのも、
一定の「お前は俺だ、俺なんだよ」感覚を与えられると思うのですよ。



うんうん。




簡単に言ってしまえば、オタクのアーキタイプとして「じんたん型」と「ゆきあつ型」があるのかな と。
だからガチのロリコンとかは、ゆきあつに対して他人事じゃ無いのかも。



ほう、そこらへんはそういった鬱屈した感情を持ってる人をターゲットにしていると。




そういう感じはしますね。




女装する感覚、そんなにみんなわかるもんなんですかねー。




そこはめんまに対する異常な愛情と、男の娘ブームの接点なだけかもしれないですね。




アニメのビジュアルとして「こいつ頭おかしい!」ってのはわかりやすいですけどね!
めんまダッチワイフにズッコンバッコンしてるゆきあつでもいいですけど。
それではビジュアル的に映えない、と。



さすがに「ゆきあつの押入れを開けたら、めんま風の髪と服を着たリカちゃん人形がごっそり詰まってて、
しかも一つとして五体満足なものが無い」とかやったら、流石に引くw



そこはやはりアニメ的な技法として女装なのかなーって。




まぁ女装=女と同化=擬似セックスとして見ることもできますから。
やはりめんまでオナニーしてる・・・というかめんま以外では勃起しない という意味で女装させてるのでしょうなぁ・・・。



アニメ雑誌にも載せれるレベルのビジュアルでかつ変態度がわかるという記号としての女装ですかね。




ですね。 あとそれ以上に強烈な変態だと、そこで盛りあがりすぎて物語に集中してもらえない可能性がww




しかしあんだけ堂々と女装してるのに「男の娘」として萌える人を全く見なかったのが面白いw




あの初女装バレで追いかけられて
カツラがとれて、地面に座り込んでいる姿はちょっと良かったw



あれはどちらかというと男の娘萌えよりはBL的な萌えな感じがします!
だってガタイがよすぎww



まぁ普通に褒めると(なんて上からなんだ!w)
あの「どうみても男としてしか見えない」骨格と皮膚を表現した作画のレベルがハンパじゃない・・ってことですかね。



うん、どう見ても男!




あそこは「ゆきあつヤベェな・・・」が正解で
「男の娘萌え〜」と受け止められたら話が破綻しかねないポイントだと思うので



それだけで「あの花」のスタッフがもの凄い高いレベルで意思疎通ができて、
それを表現できる技術を持ってる証明だと思いました。


3.秩父という舞台について

あとは舞台が秩父ですよね。
聖地巡礼ブームとかあったり、地元ではけっこうな感じでサポートしてるようです。



ほー・・・




自分としてはもっと田舎な感じを出してくるのかと思ったらそうでもなかったですね。
せいぜい、ガラガラな電車とか、街まで服を買いに行くあなるとか。
ラブホが近くにあるのは普通かな?



めんまが知らないもの」はあまりめんまの前に出てきませんね。
ラブホはちょっと郊外に多いですから、まぁわかる立地ですな。



確かにめんまは宿見家と本間家と秘密基地しか行ってないですね!




だから「めんまがいるレイヤー」と「あなる、ゆきあつ、つるこが生活しているレイヤー」が別であるように見えます。




めんまは小学生の行動範囲ですね。




めんまの知ってる場所にしかいけない=小学生の行動範囲というのは
なんか大事な気がしますね。



あと、ゆきあつがあなるをラブホから助けたあとに電車に乗るシーンが大好きなんですけど!
「俺たちは取り残されてるんだ」で電車が通過するやつ!



ああー!いいですね、あそこ!
何話だったっけな・・・
5話か。



電車があるってことはじんたんの高校は歩いて行けて、ゆきあつの高校は電車で行くところか。
ラブホの場所はゆきあつの高校に近いってことですね。



ゆきあつの高校はちょっと繁華街にある、と。
田舎だからきっと公立の方が成績いいのだろうな。



やっぱりじんたん家近くにはカラオケとかないんでしょうね。




でもじんたん家の近くにはゲオ的なものがある、と。
あーちょっと田舎っぽくなってきた。



最近、地元のゲーム屋もつぶれまくってて大変なんですよー。




アマゾンつえー! ですかね。




そうですね。でも、あれくらい田舎になると1件どーんとあるゲーム屋はつぶれないみたいです。
そこでしか買わないですから。
けっこう大きいですよね?劇中に出てたゲーム屋も。



けっこう大きいですね、新品と中古を合わせて取り扱って在庫も豊富っぽい。
(ここから宇野常寛の「郊外文学論」に繋げるのは、私の能力では無理ッ・・・!)



しかしあのあなるのバイト姿はエロ過ぎる。場合によっては裸エプロンみたいに見える。
ゲーム屋店内にアニメのポスターがやたら多いのはまあ事情でしょうがw



と、いうかあなる自体、結構佇まいがエロいw




あのイケメン会社員が食いついたのもわかります。
じんたんはなんであんなに無関心でいられるんだー!!



そんなこといったら「他の誰にも見えないけど、俺はさわれる女の子」と一緒に寝てるわけでww
彼の自制心は賞賛に値するww
あんなの悶々としてる高校生がだね・・・!



エロマンガによくあるパターンなのに!




たぶん、いざやろうとしたら 女装ゆきあつの顔がチラついて萎えたんだwww




じんたんやゆきあつのようにどこか超越してる感じもとらドラの男どもに通じる部分がありますね。
あの年頃男の子だったらもっと不器用で暴走しちゃったりするところあってもいいと思います。
なんだかんだでじんたんもゆきあつも人格者で落ち着いてますからね。



その点から言ってもあなるの「普通の子」っぽさはいいなぁ・・・。




赤面してる表情がめちゃめちゃかわいいですよね!
もう僕は8話の泣いてるあなる見てやばっかったす!
全然かわいそーと思わずただひたすらかわいい!!



そういうとこ含めて普通ですねー 唯一普通なのでやたら可愛いw




それではだいぶ語り尽くしたことですし、
今回はこのへんでお開きにしますかね。




そうしましょうかねー。
これで最終話で全部ひっくり返されたらどうしようwww



どうもありがとうございました!




いえいえ こちらこそありがとうございました!



個人的には大分深い内容になったと思うのですが、
いかがだったでしょうか、この対談方式のブログ。
当ブログでは引き続き対談方式のブログをやっていきたいと思ってますので、
俺と語りたい!という方はぜひtwitterなりで連絡下さい!
語るネタとしては「あの花」の他には「まどかマギカ」「シュタインズ・ゲート」「げんしけん」あたりでやっていきたいと思います。
それではまた次回。


今回の対談でお相手になってくださったすぱんくさんはブログもされてますので興味があればぜひ。

ゲームばっかりやってきました
http://spankpunk.exblog.jp/

*1:ノイタミナの神アニメ