戦国ヒーローがわずかな兵力を利用して戦略で国を獲る!平野耕太版、七人の侍! 平野耕太「ドリフターズ」2巻
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2011/10/13
- メディア: コミック
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スーパー偉人大戦ことドリフターズ2巻も最高に面白かった。
1巻で中世ファンタジー的な異世界に飛ばされてきた織田信長、那須与一、そして主人公の島津豊久が集結したところに、
2巻からはついにエルフ村を駆り立てての国獲りを開始!
いやー、限られた兵力を最大限利用する戦略で大軍に立ち向かうとか七人の侍みたいな熱い展開ですなー。
策士信長の魅力もさることながら、豊久の一本気で男前なところに惚れます!
刀が非常に長く描かれているので絵面として映えますね。
「一撃になんもかも込め後の事なぞ考えるな。これが薩州の刀法じゃ」
「その一撃が外れたりよけられたらどうすれば……」
「さぱっと死せい。黄泉路のの先陣じゃ。誉れじゃ」
なにこれかっこいい!!
あと豊久と信長の親子みたいな兄弟みたいな信頼関係もいいね!
そんなとんがった二人をうまくまとめる美形の那須与一がいてバランスがいいのであります。
与一の弓技術がエルフに引き継がれたり、信長の銃製造技術がドワーフに受け継がれたり、
戦国とファンタジー世界の融合もなかなか面白い。
英雄たちのかっこよさを精神性や戦闘能力の強さだけではなく、戦略面や技術面でも演出するのは説得力が増してステキ。
そして最初の廃棄物との直接対決はジャンヌ・ダルクさんとジル・ド・レイさん。
ジル・ド・レイさん、Fate/Zeroにも出てるのに大変ね。
どうやら敵側の廃棄物は超常の能力持ってるのに対して主人公側の漂流者はあくまで普通の人間らしいね。
それらをどうやって戦術、戦略で倒していくのかが見ものです。
漂流者側にはこれまでに島津豊久、織田信長、那須与一、ハンニバル、スキピオ、菅野直、山口多聞、ワイルドバンチ、
廃棄物側には黒王(氏名不明)、土方歳三、ジャンヌ・ダルク、ジル・ド・レイ、アナスタシア、源義経が出てるね。
どうやら廃棄物側に行くのは多数派に嫌われながら死んだので人間を恨んでいるというのがあるみたい。
黒王が人を救おうとして裏切られたというくだりがあることからキリストではないかという予測があるけどどうなのか!
織田信長以外にも策士としてハンニバル、山口多聞が投入されているので彼らの戦略にも期待!
銃と火薬でドラゴンと甲冑兵をなぎ倒すシーンが見てみたい!!次巻も楽しみです!