この作品で提示されている大きすぎる問題が俺にはわからない……。 漫F画太郎「罪と罰」
- 作者: 漫F画太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: コミック
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「罪と罰」はドストエフスキーによって書かれたロシア文学の名作です。
その内容は青年ラスコーリニコフが信念を持って殺人を決行するが、その罪の意識にさいなまれるというもの。
そして2011年、巨匠漫F画太郎がこれをマンガで再構成したのが今回紹介する「罪と罰」です。
しかし主人公の名前はラスコーリニコフじゃなくてエビゾー。エビゾーって……。
エビゾーはババアを殺しに来ますが……
と思ったらこの女(マヨ)の見た夢でした。そしてその夢通りにエビゾーがもう一度ババア殺害に…
と、まあ原作レイプどころか原作どこいった?な展開は相変わらず漫F画太郎の天才ぶりが発揮されているのでした。
これもう完全にドストエフスキー超えてるね!
罪を犯す前から罰を前払いさせられるとは!罪とは一体何なのか!
そして青年エビゾーはババアのトラウマを乗り越えることができるのか!
この作品の扱う問題が深すぎて俺にはこの作品の本質を言葉で説明することができない!
とにかく読め!
そこに答えはなく、途方も無く大きな問題だけが転がっている!!