今年面白かったマンガ10選

私は月10冊くらい青年マンガを中心に買ってるのですが今年もいろいろ面白かったマンガがたくさんありました!
その中から特にコレ!というものを10冊紹介していきまーす。

1位 平野耕太ドリフターズ

ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)


まず堂々の1位はこれに決まりですね!
国、時代を超えた歴史上の英雄たちが中世ファンタジー世界に
一同に会してドンパチ戦争をやるなんて設定が面白くないわけがない!
主人公 島津豊久も魅力的だし文句なくオススメです。
戦国ヒーローがわずかな兵力を利用して戦略で国を獲る!平野耕太版、七人の侍! 平野耕太「ドリフターズ」2巻


2位 ちょぼらうにょぽみ「あいまいみー

あいまいみー 2 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

あいまいみー 2 (バンブーコミックス WIN SELECTION)


4コマギャグの中でも特に1コマごとに笑ってしまって腹筋と脳みそが休まらない傑作がこのあいまいみー
松本人志や天津みたいな芸人さんもオススメするこの1冊はほんとレベル高いです。
ぽのか先輩、キャラがぶれるよ! ちょぼらうにょぽみ「あいまいみー」2巻


3位 林田球ドロヘドロ


非常におぞましい画力で魔法使いギャング団の抗争を描くドロヘドロも16巻続いていますがいまだに勢いが衰えないですね。
作者は「悪魔たちが宴をする」ような世界を描きたかったとのことで、
まさに殺し合いで血が流れ、人死にが出てもどこかのんきで楽しそうなキャラのギャップが面白いです。
けっこうグロいのですが、イカれた魔法使いたちの世界を楽しめる方にはぜひオススメです。


4位 宮原るり恋愛ラボ

恋愛ラボ(6) (まんがタイムコミックス)

恋愛ラボ(6) (まんがタイムコミックス)


最近は女の子たちが何気ない日常を過ごす萌え4コママンガが増えていますが、
自分が特にオススメしたいのこの恋愛ラボです。
この作品も他の萌え4コマにならってかわいい女子高生が生徒会室で他愛のない恋バナをするんですが、
他と違うのは「仲良くなる過程」を非常にていねいに描くんですね。
ついに最新巻では本気の恋愛編に突入!こんなときも相談できる友達がいると頼もしい。
ついに恋愛実践編へ! 宮原るり「恋愛ラボ」6巻


5位 つばな「第七女子会彷徨

第七女子会彷徨 4(リュウコミックス)

第七女子会彷徨 4(リュウコミックス)


不思議な雰囲気で和みたいならこの第七女子会彷徨がオススメです。
未来世界での女子高生の日常が描かれるのですが、この世界かなりヘン。
ドラえもんひみつ道具みたいなものが日常的に使われているのです。
そんなすごい道具なのにくだらない使い方しかしないし、結局最後はなんとかなるのもドラえもんイズム。
まさにSF(Sukoshi Fusigi)といった感じのマンガです。


すこしふしぎなガジェットを使いつつも心にしんみりくる良作 つばな「見かけの二重星」

6位 阿仁谷ユイジ「テンペスト

テンペスト(1) (KCx)

テンペスト(1) (KCx)


最近私は伊藤計劃「ハーモニー」のような百合SF作品に注目しているのですが、
このテンペストはまさにその言葉に当てはまる作品。
西暦3992年、男性が消失し女性同士の交配だけで存続してきた人類が、男性がいないと滅亡するという危機に気付く。
そんな中で偶然生まれた唯一の男性、主人公の安斎・Y・姫と男嫌いの生物学研究者、伊集院・R・皇の関係を描いていきます。
難しそうな話ですが、絵は優しい少女マンガタッチで読みやすいです。
緻密に練られたSF設定と百合恋愛要素が良い感じです。 阿仁谷ユイジ「テンペスト」1巻


7位 漫F画太郎罪と罰

罪と罰 1 (BUNCH COMICS)

罪と罰 1 (BUNCH COMICS)


ロシアの文豪ドストエフスキーの「罪と罰」をマンガで再構成したものですが、
そこは巨匠漫画太郎、原作どこいった?というような衝撃的な展開の連続に目が離せません。
突き抜けたギャグにより現代への圧倒的な批評性を持つこの怪作、注目です。
この作品で提示されている大きすぎる問題が俺にはわからない……。 漫F画太郎「罪と罰」


8位 倉田嘘「百合男子」

百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)

百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)


女性同士の恋愛話を好む男。それが百合男子。
なぜ男が自分と一番遠いはずの世界に憧れるのか。
遠いからこそ憧れ、憧れる故に苦悩する百合男子を大真面目に描いたらギャグになってしまった傑作。
俺の嫁などいない!」(なぜならかわいい女の子同士はことごくカップルになるから!)
我思う、故に百合あり。だが、そこに我、必要なし。 倉田嘘「百合男子」


9位 田中相地上はポケットの中の庭

地上はポケットの中の庭 (KCx)

地上はポケットの中の庭 (KCx)


最近は短篇集形式のマンガ単行本も増えてきました。
単に1話単発連載の作品を羅列するのではなく、1冊の短篇集としてコンセプトを持ったものがトレンドです。
その中でも心に残った作品がこれ。幻想的でじんわりとした余韻を残す作品。
庭をめぐる幻想的な短編集。ポスト市川春子的な。 田中相「地上はポケットの中の庭」


10位  東村アキコ主に泣いてます

主に泣いてます(1) (モーニング KC)

主に泣いてます(1) (モーニング KC)


ある画家見習いの青年が惚れたのはあまりに美人すぎるモデルさん。
しかし、美人にも程があるようで、その美貌に見合わないおとなしい性格を持った彼女は
どこにいっても恋愛沙汰のトラブルを引き起こしてしまい、まともに仕事をしたり人付き合いができません。
そんな彼女たちのアトリエでの生活をコミカルに描く作品。
東村アキコ海月姫も描いており、シビアに悲しい状況を笑いに変える手腕は天下一品。
タイトルは休日の彼女の過ごし方だそうです。


と、いうわけでなるべく幅広いジャンルから紹介しようと思ったのですがいかがだったでしょうか。
年末年始にマンガ読んでだらだらしたい、というときに参考にしてくれたらこれ幸いです。