自分の考え方の基礎になった実用書6選

今日の記事は自分のための整理も兼ねて考え方の参考となる実用書を紹介したいと思います。
願わくばこれを読んだ人の思考が洗練されることを。


1. デカルト方法序説

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)


ありきたりで申し訳ないですが、言わずと知れた方法序説です。
1つずつゆっくりと階段を登っていくように着実に思考を、理性を積み上げていく方法を教えてくれました。


2. 外山滋比古「思考の整理学」

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)


これもよく東大生がどうのって売り文句で本屋に平積みされてる良書です。
少し発展的であり、高校生には理解できないかもしれない。
大学生かもしくはなんらかの創造的思考を必要とする仕事に就いている人向け。
ある程度思考法が確立されている人が、さらに洗練させてのびのびとした創造力を得られると思う。


3.瀧本哲史「武器としての決断思考」

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)


実践的だが中学生でもわかる基礎レベルから教えてくれる。
「お昼にラーメンを食うか牛丼を食うか」という日常レベルの決断から
「進学か就職か」という人生レベルの決断まで根拠を並べて決定するというステップを誰にでもわかりやすく説明している。
すぱっと割り切って悩むことが少なくなりました。


4. 山田ズーニー「伝わる・揺さぶる!文章を書く」

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)


この本は特に相手に何かお願いして動かしたいという文章を書く時の指針となります。
ぱっと思いつくところでは受験の小論文や就職のエントリーシート、議事録やお詫び文など。
ポイントはたった一つ「何のために書くのか?」。
この他に特に理系には以下の本がオススメ。
木下是雄「理科系の作文技術」

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))


5. マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


よくナントカ主義とか思想とか右翼だの左翼だの言うじゃないですか。
これ読むと日本人が呼ぶ「思想」というものがいかに空虚かわかります。
思想が先にあって行動が生まれるんじゃなくて、
誰を守る、誰を叩くという行動の一つ一つが外から見た「思想」としてみなされていくんですね。
我々は常に「利益(個人もしくは集団の)」「自由」「美徳」という3点のバランスから見て
「正しいこと」を判断しており、他者と3点のバランスが違うと当然のように違う判断となる。


6. マーク・ピーターセン「日本人の英語」

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)


英文法のお勉強というよりは英語の考え方を教えてくれる本。
aとtheの違いとか、ofの使い方が感覚的にわかるようになります。