第2回対談ブログ"しゃべろぐ" 「シュタインズ・ゲートについて語ろうぜ!」(後編)
前回更新した前編の続きとなります。前編見てない方はこちらから。
対談ブログ"しゃべろぐ"第2回! シュタインズ・ゲートについて語ろうぜ!(前編)
http://d.hatena.ne.jp/sumeshi30/20110712/1310426001
それでは後編スタートォ!
ブログ主:酢めし | |
対談相手:muneyuki |
2.厨二病について
厨二病関連の話でいえば、元々彼厨二病じゃないですからねw
「まゆりを連れていくもの」っていう相手と戦ってて、完全に見えない敵と戦ってる厨二患者って訳じゃないですから。
行動はともかくとして、厨二病患者は「全能的な能力を手に入れたい」、もしくは「圧倒的なモノに打ちのめされたい」っていう願いがある人ではないかな、と。
僕は完全に前者ですけど、友人が後者を述べてて、「あっ!ソレもか!」ってとてつもない気付きを得たような気がしました。
「全能的な能力を手に入れたい」ってのはわかるんですが、打ちのめされたいとはどういうことですか?
眼の前に在る状況って、大抵はある程度の頑張りで打破出来ると思うんですけど、
個人の頑張りじゃどうしようもない所まで追い込まれたら、もう言い訳のしようがなくなるというか。
絶望したがり、と言ったらいいんでしょうか。
オカリンみたいな状況よりは、ほむほむみたいな状況が近いかも。
絶望的な情況に憧れるような感じです。
そういう憧れがあって、そこに向けての意図的な行動があるのが「厨二病患者」ではないでしょうか。
うーん、難しいですけど、高校の卒業式のあと、教室に集まった時のことです。
皆が一言ずつコメントを残す時間がありました。
ある冴えない男子生徒が突然叫びました。「俺は、日本をぶっ潰す!!」
クラスがシーン、と静まり返りました。多分コードギアスの影響だと思うんですけど
僕が生涯の内唯一見た、厨二病らしい厨二病の人でした。
でも彼、大学受験に失敗したみたいで、日本ぶっ潰すどころじゃなかったみたいです。
僕の中二病の印象として「根拠のない万能感」がありますねー。
まあちょっと一応整理しておくと、
まず伊集院光がラジオで「かかったかな?と思ったら中二病」(Wikipedia参照)ってコーナーをやってて。
まあこういう中学時代の背伸びした行為を成長したあとから自虐的に言うのが元で。
それが2chに飛んで厨房(中学生のように未熟なこと)と合わさって罵倒語しての厨二病が生まれた、と。
僕は邪気眼みたいな例が好きなので、そうした物凄い上を見てるか、もしくは底の底を見つめてるような奴じゃないと、厨二病認定したくないです!
中二病と厨二病は一応別もんなんですね。
また、それとは別に邪気眼(ジャンプマンガのキャラになりきる)というのもあり。
邪気眼もいつのまにか非難されるべき痛い行動として厨二病のワクにおさめられている、という感じですね。
だからオカリンは正統派な邪気眼です。
するとやっぱり正統な邪気眼ですね。
酢めしさんのおっしゃってた、「演じる・演じない」みたいな所から、彼はニセモノだ!みたいな印象でした。
邪気眼にも本気でやってるパターンとどこか冷静に見据えた自分を残しているパターンがあって、彼は後者だという話ですね!
そこで「圧倒的な力への憧れ」を持ち出すのですが
オカリンは「マッドサイエンティスト」というキャラなりきりに、「まゆしぃを引き留める」という熱烈な思いを託している訳で、
熱意自体は本物、だから本物の厨二病患者と言ってしまってもいいような気がしています。
だいたい邪気眼のようなものはどうしようもない自意識の発露から出るのが普通に思えるのですが、
オカリンのように「他人のため」に邪気眼を発動させるのはかなり特殊ですからね。
他人のため、という目的がみえているうちは邪気眼のなりきりは本物ではないように思えます。役者さんなイメージです。
そうかー。憧れ力→妄想力は強い逸材にも思えるんですけどねー。
信仰、のような。マッドサイエンティスト信仰、って単語にするとなんかやな感じですがw
自分にはその熱意はやはりオカリンの心底からの「人の良さ」から出てると思います。
まあそれがまゆり以外には傍迷惑きわまりないですがねw
思いやりの強い、情の強い人間ですよね。
リーダーとしてとても上手く機能している。
オカリン自身には力への憧れとかはあまりないように思います。
ただ、ああやって演じている自分がたのしい、ダルや助手とかけあいしてるのが楽しいがためにやっていると。
だから本当にリーディング・シュタイナーが発動してしまってマジびびってるオカリン萌えですw
オカリン萌えw
助手との掛け合いは特に顕著にそうした雰囲気が滲み出てますね。
上手いセクハラの仕方!鈍感ながら、内面イケメンっぷりを露わにしてますよね。
うん、やっぱり根底の部分では仲間が大好きだってひしひし感じますね!
恋愛方面にうぶなところもオカリン萌え!
ネタバレは避けますが、自分としては本編でけっこうお腹いっぱいな感じがw
ギャルゲはあんまりw
僕も比翼連理のOP見るだけでお腹いっぱいですw
僕もギャルゲはほとんどやったことないですけどシュタゲはギャルゲ臭い雰囲気があるように思います。
そうっすかねー。ひぐらしに比べたらあんまりない気がする。
ひぐらしもシュタゲも、主人公が鈍感で、表面的に変態で、でも内面イケメンで、とかなり似通った雰囲気があるように思います
身近におって、俺が女子ならそら惚れますわ。
確かに。俺、ダルすげー好きなんですけど。
明らかにキモオタなのにかっこいい。
スーパーハカーて言うな!
ダルもいいですねー。貫いてる所がかっこいいんでしょうね。
あそこまであからさまに、自然に、2ch語を話せるオタは少なそう。
だが、それがいい!
会話で@ちゃん用語使うなんてありえないだろ常考。
なんてね。
シュタゲキャラはみんな良いな、って思うけど、ルカ子人気は解せぬ。
「狙ってるキャラ」がちょっと苦手。
あ、フェイリスは登場キャラとしてすらあんまり認識してませんでしたw
って考えると、やっぱりシュタゲん中でも好き嫌いあるなー・・・
俺は阿万音さんがやっぱり一番好きですね!
きっとあとアニメ2,3話であまねさん派がぐっと増えると思いますよ!!
やるじゃん、とかそういうセリフ聞くとぐっときます!あまねさん男前やー。
バイト戦士はエロい。現実あんなお姉さんいたらきっと恋しちゃいます。
スパッツ、スパッツが平服とかねぇよ・・・ あと三つ編み。
あ、そこらへんあんま気にしてなかったw
ジャージもいいっす。もっと女の子はジャージを着ればいいと思う。
あまねさんのジャージ投げつけられたい!
ゲームでやってるから下半身あんまりわからないんだけどハイソックスなのか。
うん、かっこいいす。ほれます。
で、スパイクですね。なんという体育会系。
あともえいくさんみたいなお姉さんも惚れちゃいそう。
萌郁さんねー。最初っからあんまり好かんのですよね。
メンヘラの気がw
最初は好きだったんですけど、なにゆえセルンの手先的ポジションについたのか・・・?
いや、あの人好かん気持ちは十二分に分かります。分かりますが、おっぱい。
助手よりまゆしぃだろ常考!
えぇ!助手の大きさこそ至高だろ常考!
なんてダル同士の会話w
というか別段貧乳というほどでも無いですよね、助手さんw
周りがちょっとナイスバディー過ぎる。
個人的に声優つながりで千早とかぶるw
今期アイドルマスターのアニメもやってますね。
アイドルマスター…ですか?
ごめんなさい、分からんのです・・・。
でしょー!声優さんが同じ今井麻美で貧乳で仕事にストイックでツンデレとか…。
まぁとりあえず、助手が巨乳だと何か違和感ありますね。
助手はねー、そういう目線ではなくすごく共感するキャラでもあるんですよね、僕みたいな研究者としては。
僕も白衣が普段着ですから。
アメリカ行って本気で研究して、論文まで出したのに研究の初歩も知らんような素人オカリンの助手呼ばわりなんて!
屈辱のきわみです!
そもそもオカリン文系にしか見えないんですよねw
一体彼は、何を勉強しているのか・・・
東京電機大学なのにw
僕自身は、プログラマーとかクリエイター職に結構コンプレックスがあって、「実際」をやってないのにアレだけポンポン要求出来るリーダー凄い、とも思います。
クリエイター側からしたらムカつくだろうなぁ、ともw
でしょうねw なので、ラボメンのメンツの中で僕は一番まゆしぃの視点でいるかな、と。
あー、みんな頑張ってるねー、頑張れー、って。
ただ、「禁忌がわかってない無茶なリーダー」と「いろいろできるけど専門知識にしばられてるスペシャリスト」が組み合わさったからこそあんなすごいことができたのは事実!
なるほどー。チーム編成って大事ですねー。そう考えると、世の文系人材も捨てたもんじゃない、と少しだけ思えてくる。
無茶を言うリーダーは大事です!(だから松本ドラゴンに関してもちょっと同情が…
はははwwでもクリスとダル以外って、無茶しか言って無いですよね?w
「僕を女の子にして下さい!」とか「何を送るかは秘密にしてくれ」とか。
オイオイオイ!と思いました。オカリン止めろよ!そこで止めろよ、リーダー!
そこはリーダー力を発揮して欲しかったところ。
自称リーダーにすぎない悲しさ…
あとはまあ、ラボはいわゆるオタクサークル的な側面も強いですね。げんしけんみたいな。
部活ものの亜種というか。
すごくオタサーですね。世界が狭い、という雰囲気
そこで完結しているような。
ここらへんも最近の流行りをおさえている感じです。
ハルヒ、けいおん、AngelBeats!!などなど。
世界線とか平行線とか、壮大な事を言いつつも、物語は「ラボメンの間柄」で完結してますよね。大体は。
そうですね。ラボメン関係の物語とセルン関係の物語で2ラインをなしてますね。
セルンラインよりラボメンラインを重視してるのはやはりセカイ系を乗り越えた先、と考えていいんですかね。
物語としては、「セルンどうこう」よりも「ラボメンの日常を取り返す、維持する」ことの方が優先事項でしょうからね。
乗り越えてんのかなぁ。
うーむ、判断が難しい。
ま、世界を救うために友達を死なすよりは友達を助ける方を優先するのは確実ですね。
それを良いととるか悪いととるかは難しい。
物語の目的を達成する、って事が物語にとっての至上命題ですから、良い悪いは無関係だと思われます。
それが世界線の選択ならば・・・!
まあオカリンは冗談で「運命石の扉の選択か…!」と言っているわけですが、
本当にまゆりの死が運命の選択だとしたらそんなものを拒否するとは思います。
そうですね。それが世界の選択か・・・!等という諦めの良いオカリンは見たくない。
締めとして、いろんなループもの作品の土台の上にしっかりしたタイムリープSFをやっていながら、
やっぱり一番の骨はオカリンの人柄であり、ラボメンの人間関係である、と。
そういう結論でよろしいですかね。
はい。同時期のタイムリープものとしっかり差別化出来てるんじゃないでしょうか。
それでは、今日は長い時間お付き合いいただきどうもありがとうございました!
今回の対談は自分が理系で相手方が文系ってことで物語の見方やキャラの見方が違うのが面白かったと思います。
本ブログでは引き続き対談ブログ"しゃべろぐ"をやっていこうと思います。
これからやろうとしてるネタとしては「まどかマギカ」と「げんしけん」です。
私と対談してみたい!という方がいればtwitterでリプライなりなんなり気軽に連絡ください!
お願いします。
それではまた次回をお楽しみに。
今回の対談相手であるmuneyukiさんもブログをされているのでよかったらどうぞ。
subbacultcha
http://muu-diary.blogspot.com/