セクハラ妖怪とぼっち少女のちょっと切ないギャグ。　吉沢緑時「やまちち」

悪意はないけどはた迷惑な妖怪ってのが大好きで
このマンガもめちゃめちゃ楽しんで読めました。

東京から田舎の村に引っ越してきた友達を作れない引っ込み思案の女の子のどかと、
その村に古くからいるけどのどかにしか見えない妖怪やまちちの話しです。

やまちちは自分の検索数をあげるのをお願いする代わりに
悪態をつきながらものどかの友達づくりに協力するんですが、
まー、この掛け合いがズレまくってて面白い。
やまちちがただのセクハラオヤジでエロワード言いまくってるのに
のどかは全然気づいてなかったり。

基本的にギャグなんだが、ところどころ切ない。
小学生って世界がすごく狭いんですよね。お母さんとクラスの友達、それだけ。
一人ぼっちののどかと実は同類であるやまちちに慰められたり、
逆にやまちちが意地悪してるようでツンデレだったり。

妖怪ファンや切ないギャグが好きな人にはオススメです。