歴戦の英雄サーヴァントが揃い踏み!そして波乱含みの緒戦! 虚淵玄「Fate/Zero(2) 英霊参集」
- 作者: 虚淵玄,武内崇
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 文庫
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たいしたネタバレないけど一応アニメ組もいると思うので続きは以下から。
1巻ではキャラ紹介に終始しましたが2巻ではついに緒戦!
この作品では伝説や歴史上の人物を召喚して味方につけてるんだけど、
それがまあ、戦国BASARA的というか平野耕太のドリフターズ的というか…いろいろぶっ飛んでるよ!
主人公切嗣の相棒はアーサー王なのに美少女だし、
征服王イスカンダルも英雄王ギルガメッシュも随分気さくなキャラになってるしw
それでも読み進められるのは虚淵玄の地に足のついた文体だからかな。
ノワール作家としての筆力は見事。全員幸せになれる気がしないよw
それでも元の奈須きのこの文体をリスペクトしているのはさすがプロだなと思います。
個人的には成就すべき理想も遂げるべき悲願もないのに力を持ってしまった言峰綺礼に共感します。
彼は戦いの中で人生の道しるべを得ることができるんでしょうか。
やっぱり生きる実感を得た瞬間に死ぬってのがノワールとしては王道ですなw
次巻にも期待です。たぶんアニメは見ないかなー。