なぜルカ子は素振りの練習で満足したのか? シュタゲルカ子シナリオ考察

シュタインズゲート、アニメも終わってしまいましたが好評だったそうでなにより。
劇場版もあるらしいですね。個人的にはあまねさんファンなので2036年の場面が多かったりするのかなー、と期待してます。


で、漆原るか(通称ルカ子)シナリオの話に入ります。
シュタゲではせっかく生まれた各女性キャラとの絆を
まゆりを助けるために過去を変えて断ち切らざるを得ない状況に陥るわけですが、
ルカ子シナリオのラストで違和感を覚えませんでしたか?


なぜデートやキスのような一般的な男女間の愛情確認行動ではなく、
素振りの練習で満足したのか?


自分はPSP版しか見てないのでそれ準拠で話を進めていきます。
ルカ子が中心となる8章では女になったルカ子にIBN5100のことを聞くと
どうやらルカ子が女になったせいでIBN5100が壊れてしまうことがわかります。
そして再度ルカ子を男に戻しまゆりを助けるDメールを送るためにルカ子に男に戻ってもらう事情を説明すると、
驚いたことに告白されてしまいます!


悩みながらもルカ子とのデートを了承したオカリンは
なんとかルカ子に楽しんでもらうために女の子が楽しめるようなデートコースを回ったり、
コミマに一緒に行ったりしますが、ルカ子はさみしそうな表情をするばかりで、
オカリンはルカ子に満足してもらうためにタイムリープを繰り返します。


そしてついにたどり着いた結論が
いつもの厨二病鳳凰院凶真として一緒に妖刀・五月雨の練習をする、というものでした。
模造刀の素振りの練習で気持ちよく汗をかいたオカリンとルカ子は心のわだかまりが消え、
本当の意味で双方満足して男に戻るDメールを送ることになります。
(ここでDメールを送るのをためらうとまゆりの死を受け止めてオカリンとルカ子が付き合い始め、
将来は夫婦となり子どもをもうける未来が示されます)


ここでなぜデートやキスではなく素振りなのか、と最初はピンときませんでした。
このときのルカ子は女の子だからキスでもセックスでもすればいいじゃない、と思っていたのです。
が、ある人の見解を見て気付きました。


ルカ子の素振りには性的な意味がある!!


そうです、男でも女でもあるルカ子と真につながるためには、
デートやキスのような女の子としてのルカ子とだけ仲良くなる方法ではダメなのです。
素振りとは刀を振って汗をかく運動…つまり男でも女でも可能なセックスの比喩なのです!!
肉体に依存しない模造刀という道具を使うことで男であるルカ子と女であるルカ子を同時に平等に愛することができるのです。


そう考えるとルカ子が毎日の素振りの回数をメールで伝えてくる行為がとてもエロく見えてきますね。
毎日狂真さんのことを考えて刀オナニーしてる回数をわざわざ伝えてくるなんて…エロいよ!


実際セックスするとしてもまんこに入れると女として限定してしまうし、
女なのにケツに入れると変態感ばっかり増して男のケツに入れる行為とは意味が違ってきてしまうわけです。
男でも女でも相互変換可能なセックスとしての素振りの練習。
それがルカ子が満足した理由だったのです。


比翼恋理のだーりんでは男のルカ子と付き合うシナリオがあるそうですね。
この話でルカ子がかわいく見えてきたのでちょっとやってみたい。