2012年俺的面白かったマンガランキング

へいへい今年もいっぱいマンガ読んだのでランキングやらせてもらいますよん。
もっと個々のマンガについてブログ記事書きたかったんだけど少し時間取れませんでした。
それでは早速いってみましょー!

おやすみプンプン 11 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 11 (ヤングサンデーコミックス)

1位 浅野いにおおやすみプンプン


今年後半に入ってぐっさりきてしまったのがこの作品。
幼少の頃はそれなりに素直だったプンプンでしたが、
クズな父親と気性の荒い母親の仲違いをきっかけにどんどんと無能クズになっていき、
自分の中の神様に逃避したり、非モテ童貞らしい青春を過ごしたりし、
なんとか社会に適合しようと努力しますが、ついにそれも終わり。


善意も良心も徹底的に己の無能さに負けてしまい、決定的に逸脱する犯罪を犯してしまうプンプン。
町田康を思わせるサブカルポップな純文学。
この最新刊を読んだ後2時間ぐらいお布団で身悶えしてました。


僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)

僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)

2位 宮原るり僕らはみんな河合荘


どんよりした1位とはうってかわってこちらは実に爽やかなラブコメ
しかもそのラブでコメしてる度合いがどうにも絶妙で、
もう高校時代なんて遠い時代になってしまった俺も共感してニヤニヤしてしまいます。


主人公の高校生宇佐くんが転がりこんだのはなんだか変な人たちが集まる河合荘。
本好きの先輩河合律にほれるところまでは良かったものの、
まわりにはダメ男に引っかかってばかりのやさぐれOL麻弓さん、ドMでいつもひまそうな謎のヒゲ青年シロさん、
腹黒サークルクラッシャー彩花ちゃんと、青春な二人をからかったり冷やかしたりする変人ばかり。
でもその冷やかし役がいるおかげでストレートなラブコメと、
「そんな青春うらやましいわー、邪魔したれ!」っていうひがみ根性が同居できてなんとも良いバランス。
律っちゃんかわいいよー!!!


さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)


3位 久米田康治さよなら絶望先生


今年のマンガ的大事件といえばこの絶望先生最終話のことを忘れてはいけません。
じょしらくがそれなりに売れたらしいですが、こっちに久米田先生の真髄が詰まっています。
絶望先生と女生徒たちが織りなす時事ネタと言葉遊びをふんだんに使った辛辣なギャグ。
このマンガも当初は「ネギま!」みたいに美少女ひたすら数並べてハーレムしてりゃ売れるんだろ?
という当てつけみたいなパロディみたいなかたちで始まったアンチ美少女ギャグでした。
(関係ありませんが、ネギまネギまでハーレムとは違うバトル方面に伸びましたね)


そんなアンチ美少女ものであるこの作品で、
生徒の大半から恋愛の矢印を向けられていた絶望先生が簡単にハッピーエンドで終わるはずがなかったのは予想の通りですが、その落とし方がさすがというべきか。
最終巻だけでも買う価値ありの永久保存版です。


オトメの帝国 2 (ヤングジャンプコミックス)

オトメの帝国 2 (ヤングジャンプコミックス)

4位 岸虎次郎「オトメの帝国」


百合?エロ?そんなことは関係ない!とにかく読もう!
女子高で女子高生が仲良くする生々しくもファンタジックな生態マンガです。


実際はこんなにかわいくてちょっとだらしない女子高生がこんなに百合百合しいなんて
そんなのファンタジーだってわかってるんだよ!
でも、こんなに生々しい内面描写やファッション描写、肉感描写されたらもうリアルな実感が湧いて仕方がない!
ちょっとぽっちゃりな子のおっぱいをみんなさわりたがるんだけど、
皆にさわらせてあげると、その子を好きなスレンダーな子がいじける、とか
ハロウィンでいたずら好きな子がスカートめくってくること予想して
パンツの中に逆いたずら仕込んどくとか、
もうなんだかたまらない。たまらない。


ふうらい姉妹 第2巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第2巻 (ビームコミックス)

5位 長崎ライチふうらい姉妹


一見おしとやかな姉妹が繰り広げるほのぼのギャグと思いきや
思いっきりバカ方面に振り切ったツッコミきれない暴走ギャグです。
腹筋崩壊すること必至。
妹さんを好きになってしまった男の子…がんばってね…。


ピコピコ少年

ピコピコ少年

6位 押切蓮介「ピコピコ少年」


一部では同作者のハイスコアガールが話題になっているようですが、
僕はこっちのピコピコ少年の方が好きです。
運動もできず、勉強もできずにパッとしなかった少年時代。
その中で唯一誇りを持って他人よりすごいと思えるもの、それがゲームだった。


なかなか買ってもらえなかったゲーム機を買ってもらった感動、
不良のたまり場なのでビクビクしながら通ったゲーセン、
ゲームは一日一時間と決められながらデータ消失に泣いた日々。
情けなくも、ある意味輝いていた僕らの青春がここにある。


少年ノート(1) (モーニング KC)

少年ノート(1) (モーニング KC)

7位 鎌谷悠希「少年ノート」


ボーイソプラノの少年が合唱部で活躍するさわやかな青春活劇。
主人公のゆたか少年は敏感すぎるほどの感受性の持ち主で、
それを天才と評価したり、うっとおしく思ったりと周りの反応も様々。


少年期特有の美しい声がその短い期間でどんな輝きを放つか、
そしてどう失われていくかが繊細に描かれていく予感がします。


虐殺!!! ハートフルカンパニー

虐殺!!! ハートフルカンパニー

8位 ピエール滝、漫☆画太郎「虐殺!!!ハートフルカンパニー」


今年発売の作品じゃないけど入れざるをえないほど衝撃的だった。
工場で人を酷使してボロ儲けする悪徳社長が急に良心に目覚めてしまったからさあ大変。
社長の善意により次々と虐殺が起こります。
鋭い社会風刺と、それを読み取るのがバカらしく思えるぶっ飛んだ展開。
考えるな、感じろ、涅槃を。


彼女のひとりぐらし (3) (バーズコミックス デラックス)

彼女のひとりぐらし (3) (バーズコミックス デラックス)

9位 玉置勉強「彼女のひとりぐらし」


輿水理香、26才フリーランサー、彼氏なし。
そんなりっちゃんの自由気ままでちょっとやさぐれた暮らしを描いたものです。
20代後半の女性なら共感することも多いんじゃないかな。


俺にはこの容姿からけいおん!の律っちゃんを連想してしまって、
26才のりっちゃんかわいいなあ、かわいいなあとただ嘆息しております。
結婚なんてまだしなくても大丈夫だよ!


ブッシメン!THE IMAGE MAKER(1) (イブニングKC)

ブッシメン!THE IMAGE MAKER(1) (イブニングKC)

10位 小野洋一郎「ブッシメン!」


フィギュア制作と仏師(仏像を掘る人)というちょっと珍しいテーマを扱った熱血お仕事マンガ。
個性をアピールしなければならないフィギュアの世界と、
決まりごと通りに作らなければならない仏像の世界の狭間で悩み、すり合わせて作品に昇華させていく様子に感動します。
女性キャラが肉感的でエロいのも高ポイント。


10作品紹介しましたがお好みのものがあって読んでくれたら幸いです。
他にもジョジョリオンやらドロヘドロげんしけんあいまいみー等、
語りたい作品はたくさんあるのですが、それはまた次の機会に!
それでは2013年も良いマンガ生活を!