第5回対談ブログ"しゃべろぐ"「エロマンガを読もう!」(前編)

またまた対談ブログをやらせてもらいます!
今回のテーマはズバリ、「エロマンガを読もう!」
つーわけで18才未満の人は続き見ちゃダメよ。(本当は見てもらいたいけどw)
エロマンガにはオナニーのおともという印象も強いですが、
性表現もできるマンガという非常に器の大きい媒体という側面もあるのです!
今回は岡田コウ「好きで好きで、すきで」としのざき嶺「BLUE HEAVEN」という2作品を中心に、
その両面からの魅力を対談を通して語っていこうかな、と考えております。
対談のお相手は樺太労働局さん(twitterID: @karafuto1979)にしていただきました。
それでは続きはR-18なのでアダルトの方はどうぞごらん下さい!
一応エロ画像あるので閲覧注意な。

ブログ主:酢めし
対談相手:樺太労働局
第5回対談ブログ"しゃべろぐ"!お題は「エロマンガを読んでみよう!」
ってことではじまりはじまりー!
ドーモ、ナニワプリフェクチュアーに住むザイバツ=ギルドの酢めしです!
よろしくお願いします!
アバー、ドーモ。ネオナガノのゾンビー無職樺太労働局です。
ツイッターでくだをまく文系三十代です。
最近は黄金バットを見てニンジャスレイヤーを読むだけの人と化しています。
今回はエロマンガをテーマにすえているんですが、
さすがにそれでは話が広すぎるということでお互い1作品ずつ挙げてそれを中心にしゃべっていこうかな、と思っています。
私からは岡田コウの「好きで好きで、すきで」をピックアップ。
樺太さんからはしのざき嶺の「BLUE HEAVEN」を挙げてもらってます。

岡田コウ「好きで好きで、すきで」(Amazon)

しのざき嶺「BLUE HEAVEN」1巻(Amazon)

それらを軸に今までエロマンガを読んだことがない人にも楽しさが伝わればいいな、と思っております。
私は初心者向けのチョイスじゃないんですけど。
まあ伝わるといいね。伝わらなくても仕方ないぐらいな気持ち。
とりあえずかんぱーい!(ウイスキー片手に
エア乾杯。
まあ僕はこんな風に居酒屋でぐだぐだとエロマンガの話をしていたいな、という夢があり、
しかし現実にはそういう仲間に出会えないのでこういう形で発散してるわけですw
私も学生の頃にはいたんだけどねー、はは
それはなかなか稀有な経験ですね!うらやましい!
居酒屋じゃないけどね、しのざき嶺天竺浪人の感想を言い合える友人がいたのって貴重な体験だったかも。
まず現実ではエロマンガの話もあんまりできませんからね。
同じエロマンガの話なんて奇跡に近い!
エロマンガはかなーり趣味が細分化されてますからねー。
まずは各自のエロマンガ暦でも自己紹介代わりに。
樺太さんはいつからどんなエロマンガを読んでますか?
もう年代ははっきりしないけれど、例の楕円マークができる前の時代をギリギリ体験してるかな。
最古に近い記憶は千野ナイフの単行本と、漫画クリスティというSM雑誌。
黄色い成人向けマークですね。
それは何年代?90年代くらいすかね。
あー、はっきりしないが80年代末から90年代初頭あたり。
ジャンルとしてはどんな感じのを読んでます?
そんなに絞り込んで読んでるわけではないけど、気が付いたら和姦ものがあまり見当たらない。

1.ショタものの系譜

はははw
なんかそういうのって自然ときまってるもんですよね。
今回ネタにしたブルーヘブンはショタもの?でしたけどそれはけっこう多く読んでますかー。
えーと、1冊ショタ縛りな本はブルーヘブンと、昔あったアンソロ「アンダーカバーボーイズ」(詳しい内容はこちら)ぐらい。
ひんでんブルグ天竺浪人の単行本に混入するショタものは、まあ嫌いではなかった。

ここで今回ネタにしたBLUE HEAVENの概要を紹介。

BLUE HEAVENは1997年に刊行されたショタエロマンガ
主人公サトル(もともと女装癖あり)は、姉からの性的虐待を通してセックス中毒になってしまい、
伝言ダイヤルなどで知り合った男達に毎日犯され続けていた。
その後姉が死に、整形外科の女医に引き取られるんだけど、この女医に毎日毎日いじられた上に、
女体化改造したショタっこを紹介されて激しいプレイの日々。
そしてそんな日々の中でサトルは自分の本当の願望に気づく…。

まあこんな感じのショタエロマンガなわけですが。
別にショタ専じゃないんだから、違うんだから!
アンダーカバーボーイズはね、天竺浪人が描いてた座敷牢和服少年がかーなーりーよかった!
座敷牢!それだけでシチュエーションが広がりますなー!
あのね、格子戸の隙間を使ってこう、こう(略)
うわ!やべえ!ww
横溝正史リスペクトとかで。耽美で宜しゅうございましたよ。
横溝かー。いいなー。エロマンガでどうやって横溝っぽくするのかよくわからないけど。

ショタアンソロジーの歴史
http://www.sol.dti.ne.jp/~sayamoti/smgsp/museum/magazine01.htm

このショタアンソロジーの歴史ってページは女性向け中心に収集したものだけど、
95年のアンダーカバーボーイズは男性向けとしては最古に近いかもしれない。
ついでにひんでんブルグの話していいですか?
あ、どうぞ。
では失礼して。
近作は読んでいないのだけど、90年代のひんでんブルグは露骨に元ネタの分かるアニメネタをときどき描く人でした。
90年代はワタル・グランゾート勇者シリーズやエルドランと、少年向けロボットアニメが元気だった時期。
ワタル!子供のとき見たことあるなー!
ひんでんブルグのショタ要素は結構な部分がサンライズ由来じゃないかという話をしたかったのです。
後書きとか読めば明白だけども。
ロボアニメの主人公が性的対象に…子供の頃は想像できませんでしたね。
つーか子供としては主人公に共感する側ですから、ワタルかわいい!とはならないすね。
ワタル単体でかわいいっつーかワタルと虎王をひとつがいでだな…
すんませんあんま覚えてないですw
ひんでんブルグは「英雄まるはだか」という作品を虎王×ワタル(リバ)ネタで描いてます。
私が最初に見たのは「英雄まるはだか」だったと思う。
「射精の瞬間!見てえ!」って叫びながらオナニーするワタルが出てくる。
射精の瞬間!見てえ!
やおい本文脈じゃなくてフツーの美少女漫画にこういうの混在させるのが衝撃だった。
確かにいきなり見たらびっくりするw
一番お世話になったのは他の単行本で描いてたマイトガインとジェイデッカー(どちらも男女もの)ですがこれは余談。
つーか自分もショタ読まないからブルーヘブン読んでけっこうびびったw
いやーそらビビルわさ。元々初心者に進める気で用意したんじゃないしね。
まあけっこう同人から入るってのはエロマンガ界では普通ですね。
ですね。
最近では東方のエロ同人描いてる人とかね。
ひんでんブルグは商業誌でパロやっちゃう人でしたけどね。
パロから入るのはよくありますね。
最近の商業誌パロは…苺ましまろパロとかあったかな。
伸ねえのところが男になってるやつ。
岡田コウが「エロい苺ましまろを目指す」ってインタビューズで言ってた気がする。
あー!ここで言ってましたね!
まあ実際僕の選んだあれも妹が兄にぐちょぐちょにされる話です。

と、まあうまく岡田コウにつながったところで続きは中編へ。
中編は私がロリエロマンガについてひくぐらい語っていきますよ!それでは以下からどうぞ!


第5回対談ブログ"しゃべろぐ"「エロマンガを読もう!」(中編)
http://d.hatena.ne.jp/sumeshi30/20111017/1318872800