第5回対談ブログ"しゃべろぐ"「エロマンガを読もう!」(中編)

それでは前編の続きです!
前編読んでない人はこちらから。


第5回対談ブログ"しゃべろぐ"「エロマンガを読もう!」(前編)
http://d.hatena.ne.jp/sumeshi30/20111006/1317925952


岡田コウの話あたりから再開ですー♪
エロ画像があるから閲覧注意な。




「好きで好きで、すきで」は今年2011年に刊行された岡田コウのロリエロマンガ
5つの短編から成る短篇集で、全て兄と妹モノという濃い内容になっています。
短編とも言えどそれぞれのページ数は多く、普通のエロマンガの1.5倍の厚さ。
最後の「ふたごころ」は妹が兄を想う故に兄の親友にレイプされてしまう、というNTR(寝取られ)ものということで、
岡田コウファンからも賛否両論であった。





まあ実際僕の選んだエロマンガも妹が兄にぐちょぐちょにされる話です。
岡田コウの本、使えたけど、人気投票一位みたいに帯に描かれてて結構驚いたんだ。
この作風が主流化してるのか、て。
おっ!使えてなにより!
主流化…という印象ではないかなー。
割とロリエロマンガはコミックLOやコミックRINで数があって
その中で一番売れてるって感じ?
あんまりその外ではああいうのは主流には見えない。
なるほど、あくまでロリ派閥の主力みたいな。
少女マンガ寄りの画風で少女のモノローグ多くてコマ割りが複雑、って
私の所持してるような凌辱漫画とはいろいろ一線を画しているなって
うん、岡田コウは少女側のモノローグが多いのがポイントです!
これがえろいんだ!
普通エロマンガは男側の視点でえっちをかくのが多いけど、
岡田コウはやられてる女の子の最中のモノローグとかかいちゃうんですねー!
エロマンガでらめぇとか気持ちいいとかやたら言わせるタイプのがあるけど、
やっぱりそれは「女の子が感じてるのがエロイ」んですよ。
男がどう気持ちよくなろうがあんまり関係ない。
そこで女性作家がああいうのかいてくれると、もうね、えろいです!
なるほどなー。
小さいコマをたくさん並べて執拗な愛撫描写してる個所がいくつかあって、
なんとなく男性作家はこういうことしないよな、と思った。


愛撫ってのがまたいいですよね。
割と自分は挿入してしまった時点でセックスが終わったなーって感じてしまうので
キスな愛撫が長ければ長いほどグッときます!
フェラもあんまりこない。
岡田コウと似た作風のエロマンガ家で関谷あさみっているんですけど、
そのマンガの中では1回のセックスを男視点と女視点で2回描くんですよ。
男視点では「こいつなんで売春みたいなことしてんのかな、若いのにもったいない」とか売春少女に思ってて
女視点ではけっこう痛いのを隠してるのがわかったり、
その痛い中にも気持ちいいのを見つけてたりするのがまたえろいです。
なるほど。お互いの性癖の違いが徐々に分かってきた気がする。
ショタ専じゃないよ、ないんだよ?
べつにいいわけしなくていいですw
俺もロリコンじゃねえし!w
いや、「男が気持ちよくなっても関係ない」って感覚は男受けやTSFやふたなりとかから遠いよね、って思ったんだ。
そうなんかな?
自分がどっちかつーと女の子に感情移入してるのは確かですが。
とにかくラブラブなやつが好きですね!田中ユタカとか、甘詰留太とか!
単行本後半の、NTR(作者はNTRじゃないというけど)ものはどうだった?
私はまだNTR感覚を開発してないからなんか…って感じだったけど
私は好きですよ。
視点が3つあって兄、妹、間男(兄の親友)ありますよね。
兄に入り込むと辛いんじゃないかな。
でもやっぱり自分は妹に入り込むんで。
間男でもけっこう辛い気が。体は許してるけど絶対に振り向いてくれないわけだから。
なるほど、そうやって読むのか。
窃視症的に物陰から行為を見つめる感じかと思っていた。
あれはNTRというより「いいようにされてる妹かわいい!」って感じかなー。
特に好きなのが間男に開発されてオナニーをするも間男のちんこを想像してしまって
「なんでおにいちゃんのちんこじゃないの…」っていうシーン。せつないっすよね。


なるほどなー。いま読み返したけどコマの流れが縦に三分割されて、
左から順に「兄とのキスを回想」「局部アップ」「顔」を入れ込んである。
複雑なことしてんなー。
あ、そんなちゃんと見てないw
でもやっぱり妹の気持ちをていねいに描写するためのコマ割って感じですね。
ですね、心理描写のためのコマ構成。
もっとマンガ表現論的なこと勉強しておけばよかったなあ、私。
どうやって勉強するんすかね、そういうのって。
夏目房之介とか伊藤剛とかその辺の著作、かな?
伊藤氏の本は読んでないけど。
そういうのありますね。
夏目先生の本は「少女漫画のコマ構成」を図で解説しようとして却って難解になってた記憶が。
敷居たけー!って思った。
はははww
でもそんな風に解説される前からすっと入ってくるのですごいですよね。
ですね。
まあ、この岡田コウを扱ったのは
やっぱりエロ表現がある中での恋愛はやっぱりエロ表現がないものと全く違った様相をおびてくる
って話がしたかったわけです。
綺麗に纏めようとしている!異論はないです。
まだまだまとめませんよ!広げますよ!
ただあんまり岡田コウのことを僕ばっかりしゃべってもあれかなあって思ってww
いくらでも残弾は残してます!!

ブログ2記事分で収まると思ったら全然収まらなかった!
つーわけで後編に続くので期待して待て!
あと、「好きで好きで、すきで」について調べてたら面白い記事あったので紹介。


兄と妹の瓶詰めの地獄。岡田コウ「浮空」がゾっとするくらいすごい。
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20100903/1283456676


後編はBLUE HEAVENとエヴァとの関係、そして最近始まったエロマンガ配信サービスJコミプレミアムについて語りますよー。


過去関連記事はこちら。

兄に想いを寄せる妹がエロい!でも純情! 岡田コウ「好きで好きで、すきで」
http://d.hatena.ne.jp/sumeshi30/20110508/1304870301